ダンツクレイオー（2015年生、母ステラプラド）

ダンツクレイオー（2015年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の歴史を司る女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時8歳）と交配したステラプラドが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地13戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、山元哲二によって3,348万円で落札された。5歳のとき、山元哲二から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、幌村牧場によって550万円で落札された。

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

6月24日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、アリアにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月8日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のコーラルリーフを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月23日、中1週で迎えた3戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

3歳（2018年）

1月13日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、オハナに交わされて1馬身差の2着となった。

2月3日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた6戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、サウンドキアラに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月21日、中9週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた10戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

9月29日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は和田翼騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた12戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

12月8日、中5週で迎えた13戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

4歳（2019年）

1月20日、中5週で迎えた14戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた15戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

3月9日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

5月12日、中8週で迎えた17戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に敗れた。

7月6日、中7週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

5歳（2020年）

1月18日、約6か月半の休養明けで迎えた19戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びあぐねて17着に終わった。

2020年7月30日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。