タマモハリケーン（1993年生、母タマモエレガンス）

タマモハリケーン（1993年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタマモクロス（当時9歳）と交配したタマモエレガンスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地20戦2勝2着1回、地方15戦2勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

吉永忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

9月16日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月22日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた4戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたサウスメアリー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

3歳（1996年）

2月3日、中5週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は植野貴也騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のレシタティーボに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月10日、中4週で迎えた8戦目は、4歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

3月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で塩村克己騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた13戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた15戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

7月20日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

9月21日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホーリーウィザードを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

10月13日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた19戦目は、名古屋チャレンジカップ韋駄天賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のハルオダンサーに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

4歳（1997年）

4月26日、約6か月の休養明けで迎えた20戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、上賀茂ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて18着に終わった。

6月1日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

5歳（1998年）

4月13日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた22戦目は、水戸賢二騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた23戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた24戦目は、須田英之騎手を鞍上に迎えて、エメラルド特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた25戦目は、エメラルド特別（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で須田英之騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた26戦目は、パール特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須田英之騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた27戦目は、パール特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で須田英之騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた28戦目は、ルビー特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で須田英之騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた29戦目は、ルビー特別（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は水戸賢二騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた30戦目は、一般A3（上山ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で水戸賢二騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた31戦目は、一般A3（上山ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で水戸賢二騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月21日、中4週で迎えた32戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、サファイヤ特別（上山ダート1800m 雨/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のトップハットに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

10月19日、中3週で迎えた33戦目は、オパール特別（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた34戦目は、トパーズ特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

6歳（1999年）

6月29日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg減らして迎えた35戦目は、鈴木義久騎手を鞍上に迎えて、一般A3（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。