マグマオーシャン（2019年生、母シルクユニバーサル）

マグマオーシャン（2019年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「惑星が溶融状態にある様。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のディープブリランテ（当時10歳）と交配したシルクユニバーサルが19歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2023年の一般C6。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,500万円（5万×500口）で一口馬主が募集された。

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月29日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は488kg。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったトウシンマカオに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2022年）

3月5日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月19日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2023年）

3月30日、約9か月半の休養明けで迎えた4戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C6（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスウィートアローラに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月13日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

5月19日、中4週で迎えた6戦目は、THB高根浩史記念5th（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキタノステートに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月13日、中3週で迎えた7戦目は、アンドロメダ座特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた8戦目は、一般B6（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のウルスラに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月29日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

5歳（2024年）

1月6日、中9週で迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

3月17日、中9週で迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着を確保した。

5月19日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月21日、中8週で迎えた13戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、オリエンタルナイトに交わされて1馬身差の2着となった。