コウセイカズコ（2004年生、母シンコペーション）

コウセイカズコ（2004年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋家族名」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時10歳）と交配したシンコペーションが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は杉安牧場。戦績は、中央平地8戦2勝、地方29戦2勝2着2回。2006年のひまわり賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

吉永正人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月15日、デビュー戦は吉永護騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。17頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のテイエムヨカドーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月26日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のイフウドウドウをクビ差振り切って断然の支持に応えた。

9月3日、連闘で迎えた3戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（2戦2勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

9月30日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳オープンのききょうステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉永護騎手（3戦2勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

3歳（2007年）

3月10日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた5戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

4月22日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1200m 小雨/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

10月21日、約6か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（4戦2勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

12月2日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（5戦2勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた9戦目は、田中良明騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の肥後の国グランプリ（荒尾ダート2000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（2008年）

1月29日、中3週で迎えた10戦目は、霧島賞（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中良明騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月6日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、阿蘇高岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた12戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、阿蘇中岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた14戦目は、つばき特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月20日、中0週で迎えた15戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、通潤橋スプリンター特別（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイウンヘイローから6馬身差の2着となった。

9月10日、中2週で迎えた16戦目は、霧島賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月31日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、地方重賞の肥後の国グランプリ（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（2009年）

1月21日、中2週で迎えた18戦目は、荒尾金盃（荒尾ダート1900m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた19戦目は、とびうめ特別（荒尾ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた20戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中純騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた21戦目は、阿蘇根子岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で田中純騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた22戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の大阿蘇大賞典（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた23戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、阿蘇烏帽子岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた24戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた25戦目は、JNB協賛シリーズ阿蘇高岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は田中純騎手（7戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月9日、中0週で迎えた26戦目は、第二十回梯梧特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた27戦目は、雲仙岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（9戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた28戦目は、阿蘇稲星山カップ（荒尾ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中純騎手（10戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムフッカツから4馬身差の2着となった。

7月2日、中2週で迎えた29戦目は、阿蘇杵島岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中純騎手（11戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた30戦目は、阿蘇根子岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中純騎手（12戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた31戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中純騎手（13戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた32戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（3戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のエストレーアに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月17日、約4か月の休み明けで迎えた33戦目は、有明新報カップ（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中純騎手（14戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた34戦目は、一般C15（荒尾ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（4戦1勝）。4頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（2010年）

1月19日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた35戦目は、一般C20（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は田中純騎手（15戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のホーマンパキラに1馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

2月9日、中2週で迎えた36戦目は、ウインタージョッキーズ（第1戦）（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

2月23日、中1週で迎えた37戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C13（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。10着に敗れた。