セッテメダリオン（1985年生、母ベストマロツト）

セッテメダリオン（1985年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栃栗毛。種牡馬のテルヒサ（当時11歳）と交配したベストマロツトが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は門別賢一。戦績は、中央平地11戦3勝。主な勝ち鞍は1988年のアラ系4歳以上700万下。

経歴

デビュー前

山崎彰義厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

10月3日、デビュー戦は岩戸孝樹騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず最後はスガランドと並んで13着同着となった。

3歳（1988年）

1月9日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、アラ系4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩戸孝樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

2月14日、中4週で迎えた3戦目は、四位満教騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

3月19日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、柏崎正次騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマグマシュールを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

4月2日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岩戸孝樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のミスターキャッシュに3馬身半の差をつけて2勝目を収める

5月1日、中3週で迎えた6戦目は、アラ系4歳以上700万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩戸孝樹騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のブイタウンを3/4馬身振り切って優勝

10月15日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、ハンデ戦でオープンの三春ステークス（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岩戸孝樹騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた8戦目は、アラ系4歳以上オープン（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩戸孝樹騎手（5戦2勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩戸孝樹騎手（6戦2勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩戸孝樹騎手（7戦2勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

4歳（1989年）

10月1日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、常葉ステークス（福島芝1700m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。