レイハリア（2018年生、母ライトリーチューン）

レイハリア（2018年3月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「愛する人の思い出(ハワイ語)。フラダンスの曲名。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時10歳）と交配したライトリーチューンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡牧場。戦績は、中央平地1戦0勝2着1回。2021年のキーンランドカップ(G3)に勝利した他、2021年の葵ステークス(重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,800万円（9万×200口）で一口馬主が募集された。

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

12月5日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったムーンティアーズに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2021年）

1月16日、中5週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のスズジャッカルを半馬身振り切って初白星を挙げた。

4月17日、中4週で迎えた5戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの雪うさぎ賞（新潟芝1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈の気力で渋太く粘り込んで、最後は2着のルルルージュに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

5月29日、中5週で迎えた6戦目は、3歳重賞の葵ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦1勝）。17頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のヨカヨカをハナ差振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

8月29日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエイティーンガールをアタマ差振り切って4連勝で2つ目の重賞タイトルをつかんだ。

11月28日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、G3の京阪杯（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で亀田温心騎手（3戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい16着に敗れた。

4歳（2022年）

3月27日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、G1の高松宮記念（中京芝1200m 晴/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で亀田温心騎手（4戦3勝）。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず17着に終わった。

6月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では賦性の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、4着に入った。

8月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

10月9日、中5週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンのオパールステークス（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

12月17日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、牝馬限定のハンデG3のターコイズステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

5歳（2023年）

1月29日、中5週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた14戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシルクロードステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

3月4日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

4月16日、中5週で迎えた16戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

6月11日、中7週で迎えた17戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（5戦3勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

8月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg減らして迎えた18戦目は、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（6戦3勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

2023年8月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。