リワードアルビオン（2004年生、母リワードプディング）

リワードアルビオン（2004年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋白い丘」。毛色は芦毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時18歳）と交配したリワードプディングが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信成牧場。戦績は、中央平地11戦1勝、地方14戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

8月13日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は500kg。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスマートフォルムを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

9月30日、中4週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

11月11日、中5週で迎えた4戦目は、2歳500万下（東京ダート1300m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた5戦目は、2歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

3歳（2007年）

3月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、3着に入った。

5月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で勝浦正樹騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で勝浦正樹騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

7月7日、中3週で迎えた10戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

8月12日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4歳（2008年）

2月19日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、三条特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたドキュメント決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月12日、中2週で迎えた13戦目は、花月賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のドキュメントに2馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

3月25日、中1週で迎えた14戦目は、シリウス賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るネガイヲコメテを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月25日、中3週で迎えた15戦目は、新緑賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のワールドエミネンスに2馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

5月14日、中2週で迎えた16戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた17戦目は、東京スポーツ賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた18戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、風待月賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のカイジンシーズに3馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月29日、中4週で迎えた19戦目は、スポーツ報知賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したオナーリーブを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月13日、中1週で迎えた20戦目は、オーガスト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたブルーライン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月19日、中4週で迎えた21戦目は、爽秋賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るキョウエイフェローを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

10月16日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、ハンデ戦の神無月特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したジルグリッターを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

11月11日、中3週で迎えた23戦目は、’08メトロポリタンノベンバーカップ（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた24戦目は、一般A3 B1一（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

5歳（2009年）

1月12日、中5週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の睦月特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。