ウチケンドリーム（2007年生、母スイートバハマ）

ウチケンドリーム（2007年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「馬主名より＋家族の夢を乗せて」。毛色は栃栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時19歳）と交配したスイートバハマが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は熊本県、生産者は村山光弘。戦績は、中央平地1戦0勝、地方15戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村山光弘から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、村山光弘から「九州トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、内田健一によって378万円で落札された。

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

7月18日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。17頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

3歳（2010年）

2月10日、約7か月の休み明けで迎えた2戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のミヤマキリシマ特別（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月21日、中5週で迎えた3戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4月18日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

5月4日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、リバーレッドに交わされて2馬身半差の2着となった。

5月22日、中2週で迎えた6戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、マイネルハイラントに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のディアドクターを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた11戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のビバライフワークに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

9月19日、連闘で迎えた14戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るチンザンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月10日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のシゲルフタタビサンに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月30日、中2週で迎えた16戦目は、長崎街道内野宿賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。