ワンダーパラジーノ（2010年生、母イシノレインボー）

ワンダーパラジーノ（2010年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勝者、勇気のある人（ポルトガル語）」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時18歳）と交配したイシノレインボーが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大狩部牧場。戦績は、中央平地15戦0勝、地方7戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の仲春賞(C2 13)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大狩部牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山本信行によって157.5万円で落札された。

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

4月21日、デビュー戦は和田翼騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

6月1日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

8月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

10月12日、中6週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

10月19日、連闘で迎えた5戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

11月16日、中3週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた6戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったミスマープルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月23日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上C2 36（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のチェンジアップに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月8日、中1週で迎えた8戦目は、柚子賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のスプリングスワンを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

4歳（2014年）

1月3日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた10戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したワンダーストーリリに半馬身届かず2着に敗北した。

2月11日、中0週で迎えた11戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた12戦目は、仲春賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナンクルナイサに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

5月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から25kg減らして迎えた13戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

7月27日、中6週で迎えた15戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた16戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大下智騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた18戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

10月5日、連闘で迎えた19戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

5歳（2015年）

1月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

1月24日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

3月15日、中6週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり18着に終わった。