イエスアイゲット（2013年生、母トーセンジョウオー）

イエスアイゲット（2013年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「私が掴みます」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーセンファントム（当時6歳）と交配したトーセンジョウオーが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）エスティファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方16戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の初茜特別(一般C1九 C2一ハンデ)。

経歴

デビュー前

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

7月5日、デビュー戦は菅原隆一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

8月30日、中7週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

9月19日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

11月22日、中8週で迎えた4戦目は、T.ベリー騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

3歳（2016年）

1月23日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

2月14日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月26日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

9月15日、中7週で迎えた11戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の彼岸花賞（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで止まることなく走り抜いたが、勝ったフラワーオアシスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月6日、中2週で迎えた12戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、水と緑の心の源流郷『清川村』特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた13戦目は、公益社団法人栃木県畜産協会長賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

12月8日、中6週で迎えた14戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたマジックキー決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月19日、中1週で迎えた15戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、川越氷川祭特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2017年）

1月16日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の初茜特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオッドアイに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月1日、中1週で迎えた17戦目は、ホッコータルマエ号スタッドイン記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた18戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

3月27日、中3週で迎えた19戦目は、桜月特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた20戦目は、京葉特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

5月31日、中6週で迎えた21戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、薄暑特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

7月23日、中7週で迎えた22戦目は、船橋ハートビートサンデー（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた23戦目は、朝顔特別（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

9月22日、中4週で迎えた24戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、コスモスフェスティバル賞（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったアムールリアンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

9月29日、連闘で迎えた25戦目は、株式会社榊原 115周年記念杯（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

10月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、女郎花特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。