ヴァルケイノウ（1989年生、母ダイナカザン）
Volcano
1989.05.29
ヴァルケイノウ（1989年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーリユート（当時11歳）と交配したダイナカザンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地26戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は1995年のメルボルントロフィー。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 26戦5勝 [5-3-2-16/26]
- 総賞金国内
- 9,542万円
- 生年月日
- 1989年5月29日
- 出生国
- 日本
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牡
- 毛色
- 栗毛
- 厩舎
- 田中章博栗東
- 馬主
- （有）社台レースホース
- 生産者
- 社台ファーム
- 抹消情報
- 中央抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
パフォーマンス分析
- 勝利時最大着差国内
- 5馬身
ベストレース
- レース名
- メルボルントロフィー
- 日付/馬齢
- 1995年4月30日/6歳
- コース
- 京都芝2400m右外
- 着順
- 1着
- オッズ/人気
- 2.5倍/1番人気
- 馬番/頭数
- 2番/9頭
- 天候
- 曇22.0℃
- 馬場状態/馬場速度
- 良/遅
- レースラップ
- 平均=12.1/ラスト=11.4
- 通過順位
- 6-6-5-5
- 馬体重増減
- 464kg+2
- 出走間隔
- 中3週
- 騎手斤量
- 四位洋文56.0kg
血統
近親馬
※活躍馬のみ。7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Pharos＝Fairway | 7*7×6*7 | 3.9% |
| 牡 | Court Martial | 5×5 | 6.25% |
| 牡 | Nearco | 7×5 | 3.9% |
| 牡 | Colorado | 6×7 | 2.34% |
| 牡 | Swynford | 6*7*7×7*7 | 4.68% |
| 牡 | Hurry On | 6*7×7 | 3.12% |
| 牡 | Gainsborough | 7*7×6*7*7 | 4.68% |
| 牡 | Phalaris | 7*7×7 | 2.34% |
| 牡 | Fair Play | 7×7 | 1.56% |
| 牡S | Djebel | 5*5 | 6.25% |
| 牡S | Blandford | 6*6*7 | 3.9% |
| 牡S | Gay Crusader | 7*7*7 | 2.34% |
| 牡M | Polynesian | 5*6 | 4.68% |
| 牝 | Molly Desmond | 7×7 | 1.56% |
| 牝S | Sweet Lavender | 5*7 | 3.9% |
| 牝M | Lady Angela | 4*5 | 9.37% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- クラリオン系
- ファミリーナンバー
- 9-f
レース成績
経歴
デビュー前
田中章博厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（1992年）
5月3日、デビュー戦は西園正都騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り 曇/稍重）に出走。馬体重は470kg。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。
5月24日、中2週で迎えた2戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のニシノセーブルをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。
6月20日、中3週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
7月5日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。
12月19日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で山田泰誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。
4歳（1993年）
1月9日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山田泰誠騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。
1月30日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田泰誠騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。
2月20日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下の高塔山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田泰誠騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のハイシーズンに1馬身3/4の差をつけて2勝目を手に入れた。
3月13日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の甲武特別（阪神芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で山田泰誠騎手（7戦2勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
4月11日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた10戦目は、5歳以上900万下のJT賞’93阪神ヤングジョッキーズステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田泰誠騎手（8戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトップモーストに5馬身の差をつけて制した。
5月8日、中3週で迎えた11戦目は、薫風ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山田泰誠騎手（9戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。
6月6日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦の灘ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山田泰誠騎手（10戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。
7月10日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で山田泰誠騎手（11戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。
7月24日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山田泰誠騎手（12戦3勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。
5歳（1994年）
1月8日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。
1月29日、中2週で迎えた16戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の和布刈特別（小倉芝2000m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。
2月13日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の鉢伏特別（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（13戦3勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるファンドリリヴリアにハナ差届かず2着となった。
2月27日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の柳川特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（14戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
3月19日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（15戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。
12月17日、約9か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田泰誠騎手（16戦3勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。
6歳（1995年）
1月14日、中3週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の稲荷特別（京都芝1800m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田泰誠騎手（17戦3勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。
2月4日、中2週で迎えた22戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の大津特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。
2月12日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、5歳以上900万下の春日特別（京都芝1800m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したカルチョバンビーノを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。
3月5日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の淡路特別（京都芝2400m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のバンブービブロスに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。
4月1日、中3週で迎えた25戦目は、なにわステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったヤマニンバイタルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
4月30日、中3週で迎えた26戦目は、メルボルントロフィー（京都芝2400m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のハヤテディマンシュを3/4馬身振り切って5勝目を手に入れた。