モガミサイババ（1986年生、母スイートアグネス）

モガミサイババ（1986年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモガミ（当時10歳）と交配したスイートアグネスが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地19戦3勝2着2回、地方34戦4勝2着1回。1988年のホープフルステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

境勝太郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

11月5日、デビュー戦は小島太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったアイネスボンバーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

11月27日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のラージェストに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月25日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったワンダーナルビーにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

3歳（1989年）

1月13日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下の若竹賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた5戦目は、4歳400万下のカトレア賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で小島太騎手（4戦1勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下の水仙賞（中山芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小島太騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に敗れた。

4月29日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の端午賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた8戦目は、4歳400万下のあやめ賞（京都芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた9戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の露草賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた10戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のあざみ賞（中京芝1800m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

7月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のノースダコタシチーを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

8月5日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の松前特別（函館芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の八雲特別（函館芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

10月1日、中2週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた15戦目は、原昌久騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のグッドフオルムをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。

10月14日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1400万下の嵐山ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月5日、中2週で迎えた17戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（5戦1勝）。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた18戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1400万下の’89ゴールデンホィップトロフィー（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

5歳（1991年）

1月3日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた20戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2150m 晴/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月17日、中5週で迎えた21戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた22戦目は、A（荒尾ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた23戦目は、開設63周年記念（荒尾ダート2150m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月2日、約5か月半の休養明けで迎えた24戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた25戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた26戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた27戦目は、一般（盛岡ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた28戦目は、一般（盛岡ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた29戦目は、畠山信一騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた30戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた31戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月31日、中0週で迎えた32戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は畠山信一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（1992年）

2月19日、中6週で迎えた33戦目は、高橋和宏騎手を鞍上に迎えて、うお座特別（足利ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた34戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、一般A1（宇都宮ダート1900m 晴/不良）に出走。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた35戦目は、山吹特別（宇都宮ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた36戦目は、岡田康志騎手を鞍上に迎えて、ライラック特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた37戦目は、牡丹特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は高橋和宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月23日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた38戦目は、日下部一二三騎手を鞍上に迎えて、キンセン花特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月8日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた39戦目は、一般A2（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で日下部一二三騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた40戦目は、カトレア特別（足利ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は高橋和宏騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月4日、中0週で迎えた41戦目は、一般A2（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は日下部一二三騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた42戦目は、一般A2（足利ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡田康志騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた43戦目は、矢場川特別（足利ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田康志騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた44戦目は、はやぶさ特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田康志騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（1993年）

4月26日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた45戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトキノジュニアスに4馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

5月9日、中1週で迎えた46戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマルゲンダンサーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月23日、中1週で迎えた47戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のトキノジュニアスに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月6日、中1週で迎えた48戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた49戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のマルゲンダンサーに2馬身の差をつけて7勝目をマークした。

6月28日、連闘で迎えた50戦目は、真島元徳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったミルフォードムテキから7馬身差の2着に敗北した。

12月20日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた51戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（5戦4勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8歳（1994年）

1月3日、中1週で迎えた52戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（6戦4勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた53戦目は、三井邦夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。