ブラウンファシール（2015年生、母エイシンリンデン）

ブラウンファシール（2015年5月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋易々と（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時16歳）と交配したエイシンリンデンが21歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は多田善弘。主な勝ち鞍は2018年の葵を強化向上委員会杯(C11)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、多田善弘から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、小島学によって216万円で落札された。

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

12月9日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

3歳（2018年）

5月13日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

6月17日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた4戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

8月10日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ロイヤルシャインに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、テイエムアステルに交わされて2馬身差の2着となった。

10月26日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の葵を強化向上委員会杯（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（4戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンレイファミリーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月28日、中1週で迎えた10戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2019年）

1月2日、中4週で迎えた11戦目は、株式会社丸増商会61周年記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮下瞳騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた12戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮下瞳騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。