ナリタハンター（1995年生、母バレットルッセ）

ナリタハンター（1995年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドハンター（当時11歳）と交配したバレットルッセが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地24戦4勝2着1回、地方5戦0勝2着1回。2002年のガーネットスター特別(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

1月6日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジャストアンバーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月31日、中3週で迎えた2戦目は、4歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したショウナンワールドにクビ差届かず2着に惜敗した。

9月13日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

10月10日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、4歳以上500万下の相模湖特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

4歳（1999年）

1月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のジェンツスマイルに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月6日、中3週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロデオドライブに4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

10月31日、約9か月の休養明けで迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の河口湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の比良山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の稲毛特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、5着に終わった。

5歳（2000年）

5月13日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の八ケ岳特別（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた11戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の秋川特別（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた12戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

9月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

10月1日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の内房特別（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の多摩川特別（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヒシパッカーをアタマ差振り切って久々に美酒を浴びた。

11月18日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の霜月ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

6歳（2001年）

9月16日、約10か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月30日、中1週で迎えた18戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の浦安特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた20戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

7歳（2002年）

4月13日、約4か月半の休養明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた23戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

6月2日、中3週で迎えた24戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

8月8日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、日本ハム特別（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月5日、中3週で迎えた26戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、ガーネットスター特別（旭川ダート1600m 雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったツギタテヒカリから3馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中1週で迎えた27戦目は、ウイングアロー賞（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた28戦目は、門別沙流川特別（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。4着を確保した。

10月31日、中1週で迎えた29戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の瑞穂賞（門別ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。