ヴイゼロワン（2010年生、母ファイヤーチェリー）

ヴイゼロワン（2010年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のダイタクリーヴァ（当時13歳）と交配したファイヤーチェリーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）新生ファーム。戦績は、地方7戦3勝2着1回。2013年の岩手ダービーダイヤモンドカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

7月5日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。7頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、カイカヨソウに交わされて1馬身差の2着となった。

8月7日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず3着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた3戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のピンクスコーピオンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月18日、中3週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

3歳（2013年）

5月4日、約7か月半の休養明けで迎えた5戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の気仙川レース（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のフジシルクレディーに1馬身半の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

6月3日、中3週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の岩手ダービーダイヤモンドカップ（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のハカタドンタクに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月30日、中3週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞のウイナーカップ（水沢ダート1400m 曇/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。