フジシルクレディー（2010年生、母シルクシルエット）

フジシルクレディー（2010年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部＋女性」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時17歳）と交配したシルクシルエットが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フジカワ牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方37戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の3歳C2一。

経歴

デビュー前

高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月16日、デビュー戦は原田和真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1000m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は430kg。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

10月7日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた3戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

12月10日、中4週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた4戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、2歳C2四（水沢ダート850m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、クロワッサンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月23日、中1週で迎えた5戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、2歳C2二（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したヴォルトラインにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2013年）

1月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C2一（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のファーマアクトレスに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

1月12日、連闘で迎えた7戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳B2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた8戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ伸び切れず3着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るリストレットを上がり2位の末脚でアタマ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

3月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したハンドフルートにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3月19日、中1週で迎えた11戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

4月20日、中4週で迎えた12戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフキノトウレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の気仙川レース（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したヴイゼロワンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

5月18日、中1週で迎えた14戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のアンバー賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた16戦目は、3歳B2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた17戦目は、3歳戦の楽天銀行賞（盛岡芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦の玉山区夏まつりレース（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた19戦目は、宮古やまびこフェスタレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず最後はプロヴォカーレと並んで7着同着となった。

9月14日、中1週で迎えた20戦目は、岩洞湖まつりレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた21戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、奥州3大マラソンレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月14日、中1週で迎えた22戦目は、グリーンチャンネル賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた23戦目は、小岩井純良バター賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた24戦目は、全日本わんこそば選手権レース（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したユリアリーチを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた25戦目は、長清水レース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1七（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

4歳（2014年）

1月3日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1七（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマタケデヒアを上がり2位タイの末脚で半馬身差し切って勝利をモノにする

1月13日、中0週で迎えた29戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、サイトギレース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月5日、中2週で迎えた30戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は丸山真一騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた31戦目は、一般C22（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた32戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた33戦目は、明日金曜も開催!第2回中京競馬（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は丸山真一騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた34戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた35戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

5月18日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた36戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた37戦目は、住田町かっこ花レース（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

6月8日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

6月14日、連闘で迎えた39戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

6月21日、連闘で迎えた40戦目は、一般C2六七（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（8戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。