アルファアモン（1984年生、母アリスアモン）

アルファアモン（1984年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のフロステイエスキモー（当時10歳）と交配したアリスアモンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）賀張中川牧場。戦績は、中央平地37戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1987年の笹山特別(400万下)。

経歴

デビュー前

秋山史郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

11月2日、デビュー戦は石塚信広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石塚信広騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた3戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

3歳（1987年）

1月17日、中6週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

2月21日、中4週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石塚信広騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石塚信広騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石塚信広騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石塚信広騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で石塚信広騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったセントアサヒに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月9日、連闘で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石塚信広騎手（7戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るコウチビクトリーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月30日、中2週で迎えた11戦目は、4歳400万下の桐花賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石塚信広騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた12戦目は、4歳400万下のグラジオラス賞（福島芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で石塚信広騎手（9戦1勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた13戦目は、4歳400万下のあさがお賞（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石塚信広騎手（10戦1勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下の笹山特別（新潟芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で石塚信広騎手（11戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のキクカライデンをアタマ差振り切って2勝目を手に入れた。

8月16日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で石塚信広騎手（12戦2勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の苗場特別（新潟芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で石塚信広騎手（13戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

9月27日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上900万下の犬吠埼特別（中山芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で石塚信広騎手（14戦2勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で石塚信広騎手（15戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で石塚信広騎手（16戦2勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で石塚信広騎手（17戦2勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で石塚信広騎手（18戦2勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

4歳（1988年）

1月5日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で石塚信広騎手（19戦2勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の若潮特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で石塚信広騎手（20戦2勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

3月12日、中6週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の昭島特別（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で石塚信広騎手（21戦2勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

5月1日、中6週で迎えた25戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて5着に終わった。

6月25日、中7週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の栗子特別（福島芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

7月23日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上400万下（福島芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田村正光騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上400万下の石打特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田村正光騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5歳（1989年）

3月5日、約6か月半の休み明けで迎えた30戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた31戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

5月6日、中4週で迎えた32戦目は、菊川正達騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（新潟芝1400m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヤマカツキングに1馬身1/4の差をつけて久々に白星を挙げた。

6月18日、中5週で迎えた33戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の万座特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、2着となった。

7月9日、中2週で迎えた34戦目は、5歳以上900万下の彦星賞（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の加治川特別（新潟芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた36戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったホクトアドミラルにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

10月1日、中4週で迎えた37戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。