アローベアタキオン（2006年生、母アイレスバリーヒル）

アローベアタキオン（2006年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「矢のごとく速く熊のごとく強いアグネスタキオンの仔」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時8歳）と交配したアイレスバリーヒルが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地21戦1勝、地方7戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

7月27日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のグランプリエンゼルを半馬身振り切って初白星を挙げた。

8月31日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

10月18日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3歳（2009年）

4月5日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた7戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

5歳（2011年）

11月27日、約30か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では全く伸びず15着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着を確保した。

6歳（2012年）

1月14日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず16着に敗れた。

7月15日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

7月29日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

12月2日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

7歳（2013年）

2月3日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3月17日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

7月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、5着に入り込んだ。

7月20日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（7戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月4日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（8戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（9戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず16着に敗れた。

8歳（2014年）

5月22日、約9か月の休養明けで迎えた22戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったエアロブンバを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

6月5日、中1週で迎えた23戦目は、ひめゆり賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

7月2日、中3週で迎えた24戦目は、西脇市日本のへそ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

9歳（2015年）

7月8日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた25戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2 C1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月23日、中1週で迎えた26戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、第4戦シルバーホイップ賞（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

10歳（2016年）

6月2日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた28戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。