オリオンザシュネル（2003年生、母ワンダーサファイア）

オリオンザシュネル（2003年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋速い（独）」。毛色は栗毛。種牡馬のオリオンザサンクス（当時7歳）と交配したワンダーサファイアが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方15戦5勝2着2回。2005年のマイネルラヴ賞に勝利した他、2005年のアグネスフライト賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田部和則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

7月27日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は476kg。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンオニカサゴに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月30日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、岡島玉一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのネオユニヴァース賞（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのマイネルラヴ賞（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は千葉津代士騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のラッキートゥモロウに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのタニノギムレット賞（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた5戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアグネスフライト賞（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったピクシーストーンから1馬身差の2着となった。

11月2日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのバブルガムフェロー賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

12月24日、中6週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3歳（2006年）

1月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた9戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた10戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた11戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

4月30日、中8週で迎えた12戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

7月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

8月22日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、メイショウドトウ賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のプリンスキングに3/4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月7日、中1週で迎えた16戦目は、パラダイスクリーク賞（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のラドランマーベルに3/4馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

9月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、レオニズ特別（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のスプレッドアゲンに4馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

12月30日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のセントポーリア特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったシンメイジュピターにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2007年）

1月23日、中2週で迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、白山特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

9月1日、約7か月半の休養明けで迎えた20戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、新涼特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた21戦目は、秋分特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月6日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

11月11日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。