ピクシーストーン（2003年生、母ダイナピクシー）

ピクシーストーン（2003年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部＋石」。毛色は栗毛。種牡馬のダイナマイトダディ（当時15歳）と交配したダイナピクシーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道上川郡清水町、生産者は中村司。戦績は、中央平地4戦0勝、中央障害10戦1勝2着2回、地方15戦5勝2着1回。2006年の春霞賞(地方重賞)に勝利した他、2005年のアグネスフライト賞を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、競勝牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

中村光春厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

5月3日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったキムタツクイーンから1馬身差の2着となった。

5月26日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月14日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、2歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のムーンプライドに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月2日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のパークリーヒカリに6馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

8月11日、連闘で迎えた6戦目は、2歳オープンのスペシャルウィーク賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のサンキューウィンに1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

9月11日、中3週で迎えた7戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

9月28日、中1週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（6戦3勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた9戦目は、2歳オープンのアグネスフライト賞（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のオリオンザシュネルに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3歳（2006年）

5月4日、約7か月の休み明けで迎えた10戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の春霞賞（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るドリームドアバードを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて休み明けの一戦を制した。

6月18日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の華月賞（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（8戦4勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた13戦目は、ケンタウルス特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月5日、中0週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（10戦4勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

11月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた15戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた16戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた17戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

4歳（2007年）

1月8日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

2月3日、中3週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったタマモゴーアップから4馬身差の2着に敗北した。

3月4日、中3週で迎えた20戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/不良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルバーガルから3馬身半差の2着に敗北した。

7月15日、中4週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 小雨）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5歳（2008年）

6月8日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のマックスチャンプに1馬身半の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

7月26日、中6週で迎えた25戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に57kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で植野貴也騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（2009年）

9月6日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、開聞岳特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

9月23日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた27戦目は、脊振山特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた28戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、馬産地協賛久住山特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

11月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、嘉瀬川特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。