キングオブロマネ（2004年生、母ダリンダ）

キングオブロマネ（2004年3月31日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「王＋ワイン名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時11歳）と交配したダリンダが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地40戦2勝2着2回、中央障害3戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、嶋田賢によって6,090万円で落札された。

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月23日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は496kg。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

10月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアルコセニョーラにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月18日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネルグラシューをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月16日、中3週で迎えた5戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3歳（2007年）

1月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下の山桜賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したマイネルランページを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月14日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下の山藤賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた11戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

9月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

10月6日、中4週で迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、6着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた15戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

11月18日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。最後はオウシュウヘイローと並んで1着同着となった。

4歳（2008年）

1月5日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた18戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の花見小路特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず13着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた19戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず14着に敗れた。

3月8日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の両国特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた21戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず13着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた22戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

4月26日、中1週で迎えた23戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

6月7日、中5週で迎えた24戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた25戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の岩木山特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

12月13日、約4か月の休養明けで迎えた29戦目は、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

5歳（2009年）

2月14日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月28日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた31戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月28日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

5月17日、中6週で迎えた33戦目は、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

6月27日、中5週で迎えた34戦目は、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

6歳（2010年）

1月30日、約7か月の休み明けで迎えた35戦目は、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、最後はアドマイヤサムライと並んで6着同着となった。

3月13日、中5週で迎えた36戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の蒲郡特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

8月21日、約5か月半の休養明けで迎えた37戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のタイランドカップ（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた38戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

7歳（2011年）

1月29日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた39戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。13着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた40戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。13着に終わった。

4月9日、中5週で迎えた41戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

5月1日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた42戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦1勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

8月27日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた43戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。13着に終わった。

8歳（2012年）

5月29日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から15kg戻して迎えた44戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。