シーデージー（1990年生、母シーブロツサム）

シーデージー（1990年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時10歳）と交配したシーブロツサムが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着1回、中央障害2戦0勝。1993年の春蘭ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

2月6日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。

3月14日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルファベイビーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月27日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のケイエスカプリースをハナ差振り切って勝利をモノにする

4月17日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンの春蘭ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

11月6日、約7か月の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦2勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた7戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の花背特別（京都芝1200m 雨/重）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

12月12日、中2週で迎えた8戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の高砂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の千種川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（4戦2勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したニッポーグランプリを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

4歳（1994年）

1月8日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の戎橋特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

2月13日、中4週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の鉢伏特別（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の瀬戸特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の美濃特別（中京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で上村洋行騎手（8戦2勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

5月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の生田特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた16戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月23日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

8月13日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（10戦2勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

8月28日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（11戦2勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた20戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。