スーパーキングダム（1990年生、母クインリージ）

スーパーキングダム（1990年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモガミ（当時14歳）と交配したクインリージが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河小林牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着4回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は1994年の十和田湖特別(500万下)。

経歴

デビュー前

田中良平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

4月24日、デビュー戦は山田泰誠騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るネオロイヤルを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

7月31日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

8月22日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の立待岬特別（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山田泰誠騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4歳（1994年）

4月2日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山田泰誠騎手（6戦1勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた9戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月22日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったキョウエイサポートに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

6月19日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の苫小牧特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田泰誠騎手（10戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月17日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田泰誠騎手（11戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したホウザンゴールドにハナ差届かず2着に甘んじた。

7月31日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田泰誠騎手（12戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、チアズグッドラックにハナ差交わされて2着に甘んじた。

9月17日、中6週で迎えた16戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の十和田湖特別（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のコスタメラルダに5馬身の差をつけて制した。

10月9日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の檜原湖特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は山田泰誠騎手（13戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったオオザテューターに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月29日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のメイショウスパートを3/4馬身振り切って3勝目をマークした。

5歳（1995年）

4月29日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

6歳（1996年）

4月28日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山田泰誠騎手（14戦1勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

6月25日、中7週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた22戦目は、矢野義幸騎手を鞍上に迎えて、麻綿原特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月16日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた23戦目は、ジュライ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野義幸騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた24戦目は、葉月特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野義幸騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月14日、中0週で迎えた25戦目は、潮騒特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野義幸騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた26戦目は、オーガスト特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野義幸騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。11着に敗れた。

11月3日、中9週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた27戦目は、井手勇次騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。