フランコルシャン（2020年生、母マダムジルウェット）

フランコルシャン（2020年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ベルギーのサーキットの名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のマクフィ（当時13歳）と交配したマダムジルウェットが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松浦牧場。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

11月6日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。17頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた2戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコパノパサディナをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

11月26日、連闘で迎えた3戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカトレアステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

3歳（2023年）

3月12日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

7月16日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

8月22日、中4週で迎えた7戦目は、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は菅原明良騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2024年）

3月16日、約7か月の休養明けで迎えた8戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた9戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

6月5日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、福崎ガジロウ10周年記念（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた11戦目は、DASH福山駅前開設11周年記念（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた12戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2 B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

11月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、ツバキ賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた14戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5歳（2025年）

1月16日、中4週で迎えた15戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般B7（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエターナルブルーを3/4馬身振り切って久々に白星を挙げた。

2月10日、中3週で迎えた16戦目は、ぎょしゃ座特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた17戦目は、一般B5（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るカラヲヤブレを圧倒的な末脚で3/4馬身差し切って3勝目を手中に収めた。

4月9日、中5週で迎えた18戦目は、土筆賞（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた19戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた20戦目は、一般B5（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は村上弘樹騎手（4戦2勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた21戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月24日、中4週で迎えた22戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月12日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、Le beau sommet記念特別編成（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤翔馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のインターシアに4馬身の差をつけて4勝目をマークした。

10月27日、中1週で迎えた24戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスマートアクシオンに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月9日、中1週で迎えた25戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、おトクにPLAY!オッズパーク杯（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカフェノヴィーンに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

11月24日、中1週で迎えた26戦目は、金沢競馬プレミアム（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は中島龍也騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったヒヤに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。