ポッドシルビア（2013年生、母サダムアカイカゼ）

ポッドシルビア（2013年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のダノンシャンティ（当時6歳）と交配したサダムアカイカゼが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方9戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2016年の3歳。

経歴

デビュー前

西村真幸厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

8月23日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた2戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はオーミポルカと並んで2着同着となった。

9月20日、中2週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

10月11日、連闘で迎えた5戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

12月5日、中7週で迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

3歳（2016年）

2月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したイノデライトを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

3月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスピーティーズに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月18日、中5週で迎えた10戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアイラブ大井賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエリュシオンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月29日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の白百合特別（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したクライフターンを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

8月2日、中4週で迎えた13戦目は、盛夏特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

8月31日、中3週で迎えた14戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、タフってこうぜ!タフマン記念（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月22日、中2週で迎えた15戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、白露特別（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタイシャにクビ差届かず2着となった。