アサカタップス（1995年生、母ファニーリーフ）

アサカタップス（1995年3月6日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のドラムタップス（当時9歳）と交配したファニーリーフが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着2回、中央障害2戦1勝。主な勝ち鞍は1999年の荒川峡特別(500万下)。

経歴

デビュー前

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

1月5日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月7日、中5週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた4戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

5月10日、中5週で迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2000m 雨/良）に出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月14日、中2週で迎えた7戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1800m 小雨/良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

6月27日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた9戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた10戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマルカサイクロンに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月23日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の河原町特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

4歳（1999年）

2月7日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた13戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の下呂特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

3月27日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

4月10日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下の長久手特別（中京芝2500m 雨/稍重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ターファンスズカにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月24日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアグネスチャンプをアタマ差振り切って2勝目を収める

5月16日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白川特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

5歳（2000年）

4月30日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた19戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の天童特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったスターアスリートに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月10日、中3週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた22戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝2000m 雨/良）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタカノミッフィーを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

8月12日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下の玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（3戦2勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（4戦2勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の野分特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（5戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

6歳（2001年）

1月13日、約4か月の休み明けで迎えた28戦目は、4歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（6戦2勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

2月18日、中4週で迎えた29戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のコウエイテンカイチに3馬身の差をつけて制した。

3月10日、中2週で迎えた30戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。