アグネスチャンプ（1995年生、母アルタニア）

アグネスチャンプ（1995年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時9歳）と交配したアルタニアが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地33戦4勝2着5回、中央障害5戦1勝。主な勝ち鞍は2000年の恋路ケ浜特別(900万下)。

経歴

デビュー前

長浜博之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

10月12日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月22日、中3週で迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。17頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスエヒロコマンダーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

3歳（1998年）

6月14日、約7か月の休み明けで迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

6月21日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシルクガーランドに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（1999年）

2月13日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、5歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたタイカラムーン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

3月6日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下の美濃特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝2500m 雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、勝ったジョカトーレにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

4月24日、中3週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したアサカタップスにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5月15日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

6月5日、中2週で迎えた11戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトウカイステージに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

7月3日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の陸奥湾特別（函館芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

10月3日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の夙川特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったロードサクセサーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月23日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

11月28日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の松浦特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（3戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚を失くしてしまい18着に敗れた。

5歳（2000年）

1月29日、中5週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた20戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のブオウをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

3月4日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の淡路特別（阪神芝2500m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた22戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイブキヤマノオーに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

4月29日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のエメラルドステークス（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7歳（2002年）

1月12日、約20か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた26戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた27戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の野麦峠特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

3月16日、連闘で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は河内洋騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた33戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の三河特別（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

7月14日、中6週で迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のスペキュレーションに9馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

8月17日、中2週で迎えた36戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に57kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた37戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に沈んだ。

9月21日、中2週で迎えた38戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。11着に敗れた。