ラストヒット（1993年生、母ゲートアンドフライ）

ラストヒット（1993年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のスラヴィック（当時6歳）と交配したゲートアンドフライが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地14戦2勝、地方20戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年の報知杯大雪ハンデキャップ(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

関口賢三厩舎（新潟）へ入厩。

2歳（1995年）

12月9日、デビュー戦は阿部正義騎手を鞍上に据えて、3歳C（新潟(地)ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は482kg。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマタケユーザに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1996年）

1月2日、中2週で迎えた2戦目は、4歳C3（新潟(地)ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部正義騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のブルークラウドに1馬身半の差をつけて優勝

4月4日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、五十嵐剛紹騎手を鞍上に迎えて、4歳B2（三条ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月12日、連闘で迎えた4戦目は、4歳B1（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐剛紹騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のグラースシャロンに2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

4月29日、中1週で迎えた5戦目は、4歳A2（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐剛紹騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のシャーパンダッシュに4馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

5月20日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の長岡特別（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐剛紹騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったアグネスゴアーから1馬身半差の2着に敗北した。

5月26日、連闘で迎えた7戦目は、3歳戦の新潟ダービー（新潟(地)ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐剛紹騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったスターライフからクビ差の2着となった。

6月23日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳戦の東北優駿（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は阿部正義騎手（2戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のスターライフをクビ差制して勝利をモノにする

8月18日、中7週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた9戦目は、一般B2ロ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐剛紹騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のプレミアムロードに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月15日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の北日本オークス（上山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐剛紹騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のモリノグレースに1馬身の差をつけて優勝

10月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳戦のサラブレッドチャレンジカップ（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐剛紹騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月23日、中6週で迎えた12戦目は、3歳戦のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は阿部正義騎手（3戦3勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

4歳（1997年）

4月19日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、メルボルントロフィー（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、都大路ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた15戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、フィリピン・トロフィー（中京ダート1700m 雨/重）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

8月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から26kg増やして迎えた16戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るリュウオウラムを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて8勝目を掴み取った。

8月24日、連闘で迎えた17戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた18戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

10月5日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた20戦目は、G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月23日、中4週で迎えた21戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

5歳（1998年）

5月3日、約5か月半の休み明けで迎えた22戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

5月30日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の欅ステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

6月21日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の大沼ステークス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

7月26日、中4週で迎えた25戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の北陸ステークス（新潟ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた26戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニホンピロホーリーに1馬身3/4の差をつけて9勝目をマークした。

9月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

12月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、澤佳宏騎手を鞍上に迎えて、’98かちどき賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に51.5kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた29戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンの’98ファーストレディー賞（大井ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら58kgの斤量を背負って出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6歳（1999年）

1月20日、中3週で迎えた30戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンの5歳以上（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた32戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの5歳以上（大井ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ伸び切れず3着に終わった。

7歳（2000年）

2月3日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

10月16日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた34戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’00オータムカップ（大井ダート2000m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。