シュペルブソワレ（2016年生、母エアディケム）

シュペルブソワレ（2016年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「素敵な夜（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時19歳）と交配したエアディケムが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤原牧場。戦績は、中央平地3戦0勝。主な勝ち鞍は2020年のオーケストラスプリント(一般C2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤原牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、レックスによって216万円で落札された。

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

3月9日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

8月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳B9（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月27日、中1週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた5戦目は、3歳B7（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブリリアンティーンに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の一般社団法人福井県畜産協会長賞 B特選（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のダイユウブライアンを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

10月1日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、ハクサンフウロ賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったパリッシュブルーに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

10月14日、中1週で迎えた8戦目は、一般C1七（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のロゼオランジュに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

12月12日、中7週で迎えた9戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

4歳（2020年）

1月8日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、本格ナポリピッツァコンパーレコマーレ賞（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るリライアブルアミを上がり3位の末脚で半馬身差し切って4勝目を奪取した。

2月13日、中4週で迎えた11戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のイグナシオに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月11日、中3週で迎えた12戦目は、よみうりランドHANA・BIYORIC2四五（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったヴァリオブキングズに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月31日、中2週で迎えた13戦目は、オーケストラスプリント（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のビービーオネストに1馬身半の差をつけて6勝目を手にした。

5月4日、中4週で迎えた14戦目は、一般C1四五六ウ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月16日、中5週で迎えた15戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のケイアイスープラを3/4馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

7月19日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦の10Rは10倍!船橋買うならSPAT4賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた17戦目は、ほおずきスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（8戦4勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。