パリッシュブルー（2016年生、母カネトシパリッシュ）

パリッシュブルー（2016年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より＋青。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時17歳）と交配したカネトシパリッシュが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。主な勝ち鞍は2020年の一般C1-5。

経歴

デビュー前

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月9日、デビュー戦は小野寺祐太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月24日、中1週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

6月15日、中9週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

8月3日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

10月1日、中7週で馬体重を前走から21kg戻して迎えた9戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、ハクサンフウロ賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシュペルブソワレに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月15日、中1週で迎えた10戦目は、カシオペア賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルリユールに8馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月14日、中8週で迎えた11戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

4歳（2020年）

1月11日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

2月11日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロイヤルアフェアに2馬身半の差をつけて制した。

3月2日、中2週で迎えた14戦目は、チューリップ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3月29日、中3週で迎えた15戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本雄大騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったラブミーファルコンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月12日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本雄大騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモビッグハートに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月26日、中1週で迎えた17戦目は、みっちゃん誕生祭特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で塚本雄大騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、トウシンカイザーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

5月9日、中1週で迎えた18戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（高知ダート1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のホープライズを半馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

5月23日、中1週で迎えた19戦目は、小満特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた20戦目は、鴨さんの産物特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジューンハルジオンに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1-5（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は塚本雄大騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアサクサプライドをクビ差だけ差し切ってファンの期待に応えた。

7月12日、中1週で迎えた22戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、鳥居杉特別（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた23戦目は、ヤ・シィパーク特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は塚本雄大騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた25戦目は、今日は結婚できた特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、マイネルモーディグに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月13日、中1週で迎えた26戦目は、佐久間まゆ生誕祭特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は塚本雄大騎手（7戦3勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

11月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた27戦目は、一般C1-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（8戦3勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた28戦目は、福山競馬記念特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本雄大騎手（9戦3勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5歳（2021年）

1月1日、中2週で迎えた29戦目は、一般B5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で塚本雄大騎手（10戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったスカルバンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

1月10日、連闘で迎えた30戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のベラトリックス特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた31戦目は、一般B3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は塚本雄大騎手（11戦3勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、最後はレディグレイと並んで3着同着となった。

2月9日、中1週で迎えた32戦目は、白皇山特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（12戦3勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた33戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、人生初協賛高知愛特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

3月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、一般B2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は塚本雄大騎手（13戦3勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（14戦3勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた36戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で塚本雄大騎手（15戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1-3（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本雄大騎手（16戦3勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた38戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で塚本雄大騎手（17戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた39戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で塚本雄大騎手（18戦3勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた40戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のヴェガ特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた41戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は塚本雄大騎手（19戦3勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。