ザラブスプリム（2011年生、母アグネスチーアフル）

ザラブスプリム（2011年1月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「至上の愛。至上のサラブレットになるように願いを込めて」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時11歳）と交配したアグネスチーアフルが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方18戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上C2 17。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、白石公彦によって1,260万円で落札された。

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

1月5日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

7月27日、約7か月の休養明けで迎えた2戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

8月30日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

11月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、柿本量平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず3着に終わった。

11月29日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた5戦目は、3歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柿本量平騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したユウジロウダンディを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

12月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のコスモシャイニングに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2015年）

1月4日、中1週で迎えた7戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ第36戦（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

2月8日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上C2 31（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったクラウンガルーダに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

2月21日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上C2 23（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと末脚を伸ばして、最後は2着のアリスに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月22日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた11戦目は、卯花月賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた12戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

7月4日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったエンジェルヴォイスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月19日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（6戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のハナビサンバを半馬身振り切ってファンの期待に応えた。

8月2日、中1週で迎えた15戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

5歳（2016年）

4月2日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（8戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を使えず3着に敗れた。

4月10日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上C2 39（佐賀ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（9戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のネイムザデイに3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4月23日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（10戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったワンダーブライドに詰め切れず、約11馬身差の2着に敗北した。

5月8日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（11戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（12戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。