キョウワウォール（2016年生、母ツルハチクィーン）

キョウワウォール（2016年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+壁」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のベルシャザール（当時8歳）と交配したツルハチクィーンが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は協和牧場。主な勝ち鞍は2019年の名古屋チャレンジカップチェリー賞。

経歴

デビュー前

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月28日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

3歳（2019年）

4月9日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた2戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップチェリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るキョウエイミーレスを異次元の末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

4月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

10月30日、約6か月の休養明けで迎えた4戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの土湯温泉特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

4歳（2020年）

7月19日、約8か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

10月27日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、名古屋チャレンジカップディアナ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

11月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田未崎騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田未崎騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5歳（2021年）

5月9日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田未崎騎手（8戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田未崎騎手（9戦1勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

7月4日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月18日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパイプライナーに2馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

8月15日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの八女特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブラックアーメットを半馬身捉え切れず2着となった。

9月4日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの天草特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で中井裕二騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

6歳（2022年）

1月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの小倉城特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラスの和布刈特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた19戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は中井裕二騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入った。

7月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの岩国特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月14日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスの八女特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（6戦1勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

9月3日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラスの天草特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で中井裕二騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月8日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中井裕二騎手（8戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

7歳（2023年）

1月21日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、4歳以上2勝クラスの小倉城特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で中井裕二騎手（9戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中井裕二騎手（10戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

6月24日、約4か月半の休養明けで迎えた27戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの竜飛崎特別（函館ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

7月23日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、3歳以上2勝クラスの大倉山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた29戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの大通公園特別（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

8月27日、連闘で迎えた30戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2023ワールドオールスタージョッキーズ第3戦（札幌ダート1700m 小雨/重）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

8歳（2024年）

1月20日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた31戦目は、4歳以上2勝クラスの和布刈特別（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は中井裕二騎手（11戦1勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（12戦1勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

3月24日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた33戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、はがくれ大賞典（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

4月21日、中3週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた34戦目は、九千部山特別（佐賀ダート1750m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた35戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、高千穂峰特別（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

デビュー前

三小田幸人厩舎（佐賀）へ入厩。

5月19日、デビュー戦は長田進仁騎手を鞍上に据えて、佐賀スプリングカップ（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番ゲートからスタート。競走除外となった。

6月1日、中3週で迎えた36戦目は、英彦山賞（佐賀ダート1860m 晴/重）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた37戦目は、阿蘇山特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

6月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた38戦目は、小岱山特別（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

9月28日、約3か月の休養明けで迎えた39戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、佐賀オータムダッシュ（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

10月20日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、佐賀牛ブランド誕生40周年記念杯（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた41戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、韓国岳賞（佐賀ダート1860m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。