クリキャロル（1984年生、母カツペンダス）

経歴

デビュー前

2歳（1986年）

8月31日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアルバトロスに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月21日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

11月8日、中6週で迎えた3戦目は、3歳400万下の黄菊賞（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったスーパーファントムに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月13日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のテレビ東京賞3歳牝馬ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

3歳（1987年）

1月18日、中4週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳400万下の紅梅賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、セントバッカスに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

2月7日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は的場均騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシービーグレースをハナ差振り切って圧倒的支持に応えた。

2月22日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定4歳400万下のうぐいす賞（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイナアルテミスを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

5月3日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（6戦3勝）。17頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で的場均騎手（7戦3勝）。24頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って16着に敗れた。

12月12日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1400万下のディセンバーステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（8戦3勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイナアルテミスにクビ差届かず2着となった。

4歳（1988年）

2月13日、中8週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上1400万下のバレンタインステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（9戦3勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

2月28日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

3月6日、連闘で迎えた13戦目は、5歳以上1400万下の東風ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

8月21日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の漁火特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

9月24日、中4週で迎えた15戦目は、杉浦宏昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のSTV杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月20日、中7週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の津久井湖特別（東京ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の清澄特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5歳（1989年）

3月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したイズミサンシャインを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4月8日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた19戦目は、5歳以上900万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手（10戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月23日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の石和特別（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったヤスコカレンにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

7月22日、中5週で迎えた23戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の信濃川特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。