ウイングフライト（2008年生、母ノースランサー）

ウイングフライト（2008年5月12日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノボジャック（当時11歳）と交配したノースランサーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）北俣牧場。戦績は、地方29戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年のJA岩手ふるさとモーちゃん杯(一般C2三)。

経歴

デビュー前

高岩孝敏厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2011年）

1月31日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は461kg。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月11日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

4月22日、中5週で迎えた4戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、4着に入った。

5月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天与の闘志で諦めることなく走り切ったが、4着に終わった。

10月31日、約6か月の休養明けで迎えた6戦目は、中村尚平騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。

4歳（2012年）

3月26日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中村尚平騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3九十十一（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中村尚平騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3九十十一（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中村尚平騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3九十（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中村尚平騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中村尚平騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3十一十二（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で中村尚平騎手（6戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3十二十三（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で中村尚平騎手（7戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3十一十二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中村尚平騎手（8戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3十一十二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で中村尚平騎手（9戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で中村尚平騎手（10戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3八九（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で中村尚平騎手（11戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3九（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で中村尚平騎手（12戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた19戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

10月29日、連闘で迎えた20戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイーグルウィングを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月3日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

11月11日、連闘で迎えた22戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月17日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ジャックスワローに3/4馬身交わされて2着となった。

11月25日、連闘で迎えた24戦目は、JA岩手ふるさとモーちゃん杯（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のリンガスキッドをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月3日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

12月9日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のティアップシャリーに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

12月23日、中1週で迎えた27戦目は、金ケ崎三角点展望台レース（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

5歳（2013年）

1月3日、中1週で迎えた28戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、唐梅館絵巻レース（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

1月13日、中0週で迎えた29戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、クライマックス3最終決戦（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。