インディアンクイン（1990年生、母カネレンジヨウ）

インディアンクイン（1990年2月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のインデエアンキング（当時12歳）と交配したカネレンジヨウが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）アイオイファーム。戦績は、中央平地17戦1勝2着2回、中央障害11戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の障害4歳以上オープン。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

7月12日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月19日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったブイマロンに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のフラッシュニュースをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月19日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。

3歳（1993年）

5月9日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

5月30日、連闘で迎えた7戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた8戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のアベリア賞（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

6月27日、連闘で迎えた9戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（福島芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月17日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったミミオブラッキーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月31日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた12戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた14戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルグライスに3馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

10月10日、中2週で迎えた15戦目は、臼井武騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた16戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月4日、中3週で迎えた17戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったローズムーンから2馬身半差の2着となった。

5歳（1995年）

1月29日、約14か月の休み明けで迎えた18戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月5日、中4週で迎えた19戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた20戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた21戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で三浦堅治騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、5歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

5月28日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた23戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

7月29日、中2週で迎えた26戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のブランディニーをハナ差制して久方ぶりに勝利を挙げた。

9月24日、中7週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で星野忍騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（秋）（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で星野忍騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。