マイネルグライス（1988年生、母ハクバイーグル）

マイネルグライス（1988年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキングオブダービー（当時13歳）と交配したハクバイーグルが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は細川農場。戦績は、中央平地29戦3勝2着2回、中央障害8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の響灘特別(900万下)。

経歴

デビュー前

橋本輝雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

1月7日、デビュー戦は根本康広騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は494kg。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

3月9日、中8週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で根本康広騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で根本康広騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で根本康広騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で根本康広騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で根本康広騎手（5戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた7戦目は、佐藤照雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月22日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤照雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるフジノエクシブに半馬身届かず2着となった。

7月14日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で佐藤照雄騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤照雄騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

8月24日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤照雄騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミホラッキーに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月29日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の印旛沼特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は根本康広騎手（6戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、モガミサルノに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

10月19日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で根本康広騎手（7戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の河口湖特別（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤照雄騎手（5戦1勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

12月8日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は根本康広騎手（8戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

4歳（1992年）

2月2日、中7週で迎えた16戦目は、木藤隆行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の紫川特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のネーハイリボーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月16日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の響灘特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木藤隆行騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のクードグラスをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。

2月23日、連闘で迎えた18戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で木藤隆行騎手（2戦2勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

4月18日、中7週で迎えた19戦目は、総武ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は根本康広騎手（9戦0勝）。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は脚色が衰えて17着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた20戦目は、薫風ステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で根本康広騎手（10戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のむらさき賞（東京芝1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で根本康広騎手（11戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた22戦目は、吾妻小富士賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤照雄騎手（6戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

8月8日、中5週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は木藤隆行騎手（3戦2勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

10月10日、中8週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の赤富士賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は根本康広騎手（12戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り6着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で根本康広騎手（13戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤照雄騎手（7戦1勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の北総特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は根本康広騎手（14戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で根本康広騎手（15戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

5歳（1993年）

2月27日、中8週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤照雄騎手（8戦1勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

8月8日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg減らして迎えた30戦目は、鈴木勇騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木勇騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木勇騎手（2戦0勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木勇騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったインディアンクインから3馬身差の2着となった。

10月2日、中1週で迎えた34戦目は、大江原哲騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のギャザウェイをハナ差制して1番人気に応えた。

10月23日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（秋）（東京障害芝3300m 晴/良）に55kgの軽斤量で出走。鞍上は鈴木勇騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた36戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた37戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で成田均騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。