フヨウリリー（2012年生、母ケイアイフォーユー）

フヨウリリー（2012年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時9歳）と交配したケイアイフォーユーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）武田牧場。戦績は、地方29戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年のにぎわい都市新宿賞(一般C1三)。

経歴

デビュー前

三坂盛雄厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2014年）

8月16日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は485kg。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったセンターアリーナに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

12月30日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

3歳（2015年）

1月22日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

2月4日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、シーダムエーカーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

2月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた6戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（7戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鬼脚を炸裂させて、最後は2着のミラノダービーに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月31日、中4週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラジオエイトに6馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

8月26日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1六七八（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナイトフィーバーに1馬身の差をつけて優勝

9月14日、中2週で迎えた14戦目は、にぎわい都市新宿賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（4戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では僅かずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のアイスカチャンをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

10月12日、中3週で迎えた15戦目は、印西市コスモス賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（5戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた16戦目は、週刊競馬ブック賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（6戦4勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のクレデーレをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

11月26日、中2週で迎えた17戦目は、シリウス賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた18戦目は、ウインターテール賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（7戦5勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

4歳（2016年）

2月26日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、白梅賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（8戦5勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた20戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、爽春賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた21戦目は、一般B3四（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（9戦5勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のポルターレに4馬身の差をつけて6勝目を収める

4月20日、中1週で迎えた22戦目は、スピカ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（10戦6勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリコーベルリネッタにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5月18日、中3週で迎えた23戦目は、ジェイド賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（11戦6勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた24戦目は、アーバンステージ水無月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（12戦6勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

7月12日、中4週で迎えた25戦目は、ベガ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（13戦6勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた26戦目は、アメリカンアンバサダーカップ（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（14戦6勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた27戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（15戦6勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

11月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、オフト大郷賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の一般B2 B3（大井ダート1500m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。