カンタベリーママ（2009年生、母キャンディランラン）

カンタベリーママ（2009年5月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ママ」。毛色は鹿毛。種牡馬のマイネルセレクト（当時10歳）と交配したキャンディランランが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤吉牧場。戦績は、中央平地15戦0勝、地方11戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年のにったん管内農協「よい食」特別(一般C32 C41)。

経歴

デビュー前

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

1月28日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は396kg。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

3月3日、中4週で迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた3戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた5戦目は、高嶋活士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

7月5日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のフルオートに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月18日、中1週で迎えた9戦目は、百人浜賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

7月26日、連闘で迎えた10戦目は、一般C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサクラアニバーサリに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月9日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4-3（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエクスプライドに1馬身半の差をつけて2勝目をゲットした。

8月23日、中1週で迎えた12戦目は、ガセリ菌太郎賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスズランを半馬身振り切って制した。

9月20日、中3週で迎えた13戦目は、一般C3-3（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部龍騎手（5戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモルフェパワフルをクビ差だけ差し切って断然の支持に応えた。

10月3日、中1週で迎えた14戦目は、美しき唄のまち「雪蔵工房」新米賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で阿部龍騎手（6戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

11月4日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

12月8日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

4歳（2013年）

1月13日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

3月10日、中4週で迎えた19戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた22戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた23戦目は、ひだか桜十景賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（7戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のコマンダーズロマンに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月23日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C3-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（8戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた25戦目は、にったん管内農協「よい食」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（9戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のオーノシシャモをクビ差振り切って6勝目を獲得した。

7月2日、中3週で迎えた26戦目は、石榴特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（10戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。