オーノシシャモ（2009年生、母レディビーナス）

オーノシシャモ（2009年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より＋冠名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時17歳）と交配したレディビーナスが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中村和夫。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方25戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2015年の花菖蒲特別(一般C12 C21)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中村和夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,911万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、大野満によって2,835万円で落札された。

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

3月17日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

5月6日、中6週で迎えた2戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見せ場を作れず17着に敗れた。

6月9日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したベルモントフェスタを差し切れず、3馬身半差の2着となった。

7月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

8月16日、中4週で迎えた7戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のヒヤデス特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

10月4日、中6週で迎えた8戦目は、2012千歳支笏湖紅葉まつり賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上C3-2（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

4歳（2013年）

5月1日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた10戦目は、樹海ロード日高賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた11戦目は、紫蘭特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のダイヤピアスに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月4日、中2週で迎えた12戦目は、にったん管内農協「よい食」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したカンタベリーママを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

6月20日、中1週で迎えた13戦目は、あじさい特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた14戦目は、ブックネットワン賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で五十嵐冬樹騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したルーチェにハナ差届かず2着に惜敗した。

8月6日、中3週で迎えた15戦目は、酪農と漁業のまち・標津町特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で五十嵐冬樹騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のルッザーレに1馬身の差をつけて順当に勝利した。

8月27日、中2週で迎えた16戦目は、日高町水道協会特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で五十嵐冬樹騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサクラテイオーに1馬身半の差をつけて制した。

9月25日、中3週で迎えた17戦目は、日高報知新聞特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で五十嵐冬樹騎手（10戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた18戦目は、ハイアーゲーム賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で五十嵐冬樹騎手（11戦3勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、北海道競馬記者クラブ特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で五十嵐冬樹騎手（12戦3勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

5歳（2014年）

4月23日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた20戦目は、ひだか特産市特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で五十嵐冬樹騎手（13戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエクストラトーンに5馬身の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

5月22日、中3週で迎えた21戦目は、タイムパラドックス賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で五十嵐冬樹騎手（14戦4勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた22戦目は、門別プロパンガス事業組合特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で五十嵐冬樹騎手（15戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したルーチェを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

6月19日、中1週で迎えた23戦目は、夏椿特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で五十嵐冬樹騎手（16戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったプロティアンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中3週で迎えた24戦目は、日高銀聖特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で五十嵐冬樹騎手（17戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、サラセルバに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月31日、中1週で迎えた25戦目は、お得に買うなら!楽天競馬特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で五十嵐冬樹騎手（18戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

10月7日、中9週で迎えた26戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、北海道競馬記者クラブ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

6歳（2015年）

4月22日、約6か月半の休み明けで迎えた27戦目は、豊富町「北海道牛乳の郷里」特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（19戦4勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6月2日、中5週で迎えた28戦目は、花菖蒲特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（20戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のサラセルバに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月16日、中1週で迎えた29戦目は、ホクレンえん麦特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（21戦5勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、ほっとひと息・静岡茶特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（22戦5勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

10月6日、中3週で迎えた31戦目は、JAにいかっぷピーマン特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（23戦5勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に終わった。