スズカフェスタ（2015年生、母ディアマンボウ）

スズカフェスタ（2015年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のナカヤマフェスタ（当時9歳）と交配したディアマンボウが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は斉藤英牧場。主な勝ち鞍は2021年の天満橋ステークス(3勝クラスハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、斉藤英牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、永井啓弍によって777.6万円で落札された。

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

2月10日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、クーファエランにハナ差交わされて2着となった。

6月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のクレアセンシェンスをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

7月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で国分優作騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で国分優作騎手（5戦1勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

4歳（2019年）

3月16日、約7か月半の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で国分優作騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコスモビスティーに2馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

4月7日、中2週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の天王寺特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（7戦2勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、メイショウヤクシマに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

5月26日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（8戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（9戦2勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

9月29日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は国分優作騎手（10戦2勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのドンカスターカップ（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイアイターコイズを3/4馬身差し切って制した。

11月30日、中2週で迎えた15戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの御影ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

5歳（2020年）

4月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

5月3日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの高瀬川ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（11戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのシドニートロフィー（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（12戦2勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

8月23日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの薩摩ステークス（小倉ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（13戦2勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスの桜島ステークス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（14戦2勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

9月21日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスのJRAアニバーサリーステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で国分優作騎手（15戦2勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの白川郷ステークス（中京ダート1900m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

6歳（2021年）

5月2日、約7か月の休養明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの天満橋ステークス（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は国分優作騎手（16戦2勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のイメルに1馬身半の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

7歳（2022年）

3月26日、約11か月の休み明けで迎えた24戦目は、名鉄杯（中京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（17戦3勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた25戦目は、天王山ステークス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（18戦3勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

10月30日、約6か月の休み明けで迎えた26戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのペルセウスステークス（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

2023年1月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

8歳（2023年）

3月3日、約4か月の休養明けで迎えた27戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、アメジストオープン（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

3月10日、連闘で迎えた28戦目は、チェリーブロッサムオープン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた29戦目は、アクアマリンオープン（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

5月17日、中6週で迎えた30戦目は、田原特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。