クーファエラン（2015年生、母ウインアンジェラス）

クーファエラン（2015年2月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋躍動、突進（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時7歳）と交配したウインアンジェラスが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川島牧場。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月30日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

9月16日、中6週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に終わった。

11月11日、中7週で迎えた3戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着を確保した。

12月24日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

3歳（2018年）

1月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月28日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったコカボムクイーンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月3日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るスズカフェスタを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

4月28日、中5週で迎えた11戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中健騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中健騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

6月24日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で田中健騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

4歳（2019年）

1月1日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた14戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、迎春盃（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

2月4日、中4週で迎えた15戦目は、春麗賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた16戦目は、足柄山杯（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた17戦目は、ブラッドストーン特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた18戦目は、山吹特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

6月6日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦の夏木立賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

5歳（2020年）

3月5日、約9か月の休み明けで迎えた20戦目は、M.ミシェル騎手を鞍上に迎えて、大和撫子特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4月13日、中5週で迎えた21戦目は、零れ桜特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（6戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた22戦目は、杜若特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（7戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた23戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、紫陽花特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

7月16日、中4週で迎えた24戦目は、短夜特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月10日、中3週で迎えた25戦目は、胡蝶蘭特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。