アロハエコモマイ（2011年生、母リリウオカラニ）

アロハエコモマイ（2011年1月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「こんにちは、ようこそ（ハワイ語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時13歳）と交配したリリウオカラニが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方24戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の震災復興子ども達に夢と笑顔を(一般C2十)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

3月23日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

6月21日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

8月9日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた7戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

11月1日、中7週で迎えた8戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月10日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

11月15日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

11月23日、連闘で迎えた11戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヤマニンカリヨンに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月8日、中1週で迎えた12戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

12月13日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

12月21日、連闘で迎えた14戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のフロールジェナに4馬身の差をつけて1番人気に応えた。

12月28日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2015年）

1月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のチアフルミイチャンに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月23日、中9週で迎えた17戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイキングパワーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3月30日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（8戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のラブヘリテージに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月11日、中1週で迎えた19戦目は、ヒナザクラ（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（9戦4勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、テンショウティアラにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4月18日、連闘で迎えた20戦目は、夕日桜（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で高松亮騎手（10戦4勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4月25日、連闘で迎えた21戦目は、軽米チューリップまつり（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高松亮騎手（11戦4勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず3着に敗れた。

5月3日、連闘で迎えた22戦目は、盛岡のお米「純米めん」賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で高松亮騎手（12戦4勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったコスモドガに詰め切れず、4馬身差の2着に敗れた。

5月10日、連闘で迎えた23戦目は、リバースター（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で高松亮騎手（13戦4勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた24戦目は、フリルサンセット賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で高松亮騎手（14戦4勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた25戦目は、まりなる生誕祭記念（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で高松亮騎手（15戦4勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で高松亮騎手（16戦4勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた27戦目は、ローズアレー賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で高松亮騎手（17戦4勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた28戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で高松亮騎手（18戦4勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

8月9日、連闘で迎えた29戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

8月17日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（19戦4勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1三（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（20戦4勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。