アルカングテースト（1999年生、母ダイナリポーター）

アルカングテースト（1999年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアルカング（当時11歳）と交配したダイナリポーターが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中村和夫。戦績は、地方42戦7勝2着3回。2002年のクラウンカップ(ハンデ地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

足立勝久厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2001年）

11月16日、デビュー戦は森下博騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。馬体重は500kg。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るカネショウグリームを上がり2位の末脚でアタマ差だけ差し切って初白星を挙げた。

11月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3歳（2002年）

1月30日、中8週で迎えた3戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のラヴァリーノーブルをクビ差制して2勝目を収める

2月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のコオテンスポットに2馬身半の差をつけて3勝目を収める

3月15日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦の菜の花特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のキーホークをクビ差制して4勝目をゲットした。

4月9日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のライラック特別（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野崎武司騎手（3戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳ハンデ地方重賞のクラウンカップ（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で野崎武司騎手（4戦3勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

5月21日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の菖蒲特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で野崎武司騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったキーホークを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

6月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のあじさい特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で野崎武司騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったキーホークに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月27日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の若潮盃（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で野崎武司騎手（7戦3勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月7日、中5週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

11月14日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、岩城方元騎手を鞍上に迎えて、長谷特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた13戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東京湾カップ（船橋ダート1800m 雨/重）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた14戦目は、イルミネーション特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は岩城方元騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

4歳（2003年）

1月7日、中1週で迎えた15戦目は、初詣特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩城方元騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシンプウオペラに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

1月28日、中2週で迎えた16戦目は、群雄特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩城方元騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた17戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、フリージア特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3月30日、中4週で迎えた18戦目は、一ノ瀬亨騎手を鞍上に迎えて、夜桜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のセブンオーシャンを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4月15日、中1週で迎えた19戦目は、エイプリルスター賞（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で一ノ瀬亨騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月30日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のエメラルド特別（船橋ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で一ノ瀬亨騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた21戦目は、メイスター賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で一ノ瀬亨騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

5歳（2004年）

3月28日、約10か月半の休み明けで迎えた22戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、夜桜特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のマイネルハロウィンに1馬身の差をつけて休み明けの一戦を制した。

4月26日、中3週で迎えた23戦目は、エイプリルスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた24戦目は、メイスター賞（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた25戦目は、涼風特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で金子正彦騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のグリーンヒルレッドに2馬身半の差をつけて7勝目をつかんだ。

7月1日、中2週で迎えた26戦目は、ルビースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で金子正彦騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、ハンデ戦のミネルヴァ賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で金子正彦騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた28戦目は、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で金子正彦騎手（6戦2勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた29戦目は、赤富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で金子正彦騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

10月6日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、青海波特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で金子正彦騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた31戦目は、三里塚特別（船橋ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で金子正彦騎手（9戦2勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた32戦目は、トパーズスター賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で金子正彦騎手（10戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

12月21日、中3週で迎えた33戦目は、中地雄一騎手を鞍上に迎えて、冬至特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

6歳（2005年）

1月14日、中2週で迎えた34戦目は、初春特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（11戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた35戦目は、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は中地雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

5月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた36戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、日本軽種馬登録協会特別（札幌(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた37戦目は、アドマイヤコジーン賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林靖幸騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた38戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、十勝ワイン特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた39戦目は、イーグルカフェ賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた40戦目は、地方重賞の星雲賞（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林靖幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた41戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、エアエミネム賞（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた42戦目は、上川生産連特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。5着に終わった。