セブンオーシャン（1998年生、母エクスクルーシヴコロニー）

セブンオーシャン（1998年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のデュラブ（当時16歳）と交配したエクスクルーシヴコロニーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）山田牧場。戦績は、地方29戦11勝2着6回。主な勝ち鞍は2003年のメイスター賞(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、石嶋牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、佐藤孝によって1,438.5万円で落札された。

武井栄一厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2001年）

9月17日、デビュー戦は甲斐年光騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のラヴリングダンサーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったエスプリコマコマから5馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月30日、中8週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったソーカルから2馬身差の2着となった。

4歳（2002年）

1月29日、中3週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた5戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で甲斐年光騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のキンノヒトミに3馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

2月17日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で甲斐年光騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシャクホウフジに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

3月14日、中3週で迎えた7戦目は、一般C2四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で甲斐年光騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったクライムハザードからハナ差の2着に甘んじた。

7月26日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた8戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で甲斐年光騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったユメミルアミーに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で甲斐年光騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

10月6日、中7週で迎えた10戦目は、一般C2二三（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で甲斐年光騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラヴレミーナに2馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

10月21日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2二三（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で甲斐年光騎手（10戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマロンテーストに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月14日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で甲斐年光騎手（11戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るショウナンツヨシを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って6勝目をつかんだ。

12月4日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1三ア（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で甲斐年光騎手（12戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で甲斐年光騎手（13戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメリーベルに6馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。

5歳（2003年）

1月10日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で甲斐年光騎手（14戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスーパーフレイズに9馬身の差をつけて8勝目を手に入れた。

1月28日、中2週で迎えた16戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトリーチャレンジ（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のメルクリオスを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

2月26日、中3週で迎えた17戦目は、フリージア特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は甲斐年光騎手（15戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3月30日、中4週で迎えた18戦目は、夜桜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（16戦8勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたアルカングテースト決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月14日、中1週で迎えた19戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の花衣特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったマスコットアイにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月5日、中2週で迎えた20戦目は、新緑特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のプラウドフットに4馬身の差をつけて優勝

5月20日、中1週で迎えた21戦目は、メイスター賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のポテンシャライズをクビ差振り切って勝利をモノにする

6月12日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のキング・ビジョン賞（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

10月1日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の神無月特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

6歳（2004年）

3月28日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた24戦目は、陽春特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は甲斐年光騎手（17戦8勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

5月14日、中6週で馬体重を前走から21kg絞って迎えた25戦目は、青葉特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（18戦8勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた26戦目は、涼風特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

8月12日、中8週で迎えた27戦目は、一ノ瀬亨騎手を鞍上に迎えて、サザンクロス賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた28戦目は、爽秋特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で一ノ瀬亨騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月5日、中4週で迎えた29戦目は、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で一ノ瀬亨騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。