ケージーチカラ（2000年生、母ビソアスイート）

ケージーチカラ（2000年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋力」。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時16歳）と交配したビソアスイートが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中神牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、地方32戦9勝2着3回。2005年の大井記念(地方重賞)に勝利した他、2005年のおおとりオープン(ハンデ)で3着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

2月2日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコアレスガストに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月22日、中2週で迎えた2戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月3日、中7週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

8月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月15日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、黄菊特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のツルミソレイユに6馬身の差をつけて優勝

4歳（2004年）

4月10日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から9kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の姫路特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で熊沢重文騎手（6戦2勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

5月2日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の桃山特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で熊沢重文騎手（7戦2勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で熊沢重文騎手（8戦2勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の有松特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は9戦連続で熊沢重文騎手（9戦2勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で熊沢重文騎手（10戦2勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

8月6日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、へびつかい座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナイスドラゴンに9馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

8月16日、中0週で迎えた15戦目は、サードニックス賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のカツサカイに1馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

9月13日、中3週で迎えた16戦目は、サファイア賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアイノペンタイアに2馬身の差をつけて5勝目を収める

10月1日、中2週で迎えた17戦目は、ペルセウス賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカネショウロイヤルに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月16日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のドリーミーナイト賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のハバナフォンテンに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月29日、中1週で迎えた19戦目は、ベテルギュース賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したテラノコマンダーにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月9日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のノースウインド賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2005年）

1月7日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の’05グローリーカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマルカカイゼルを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

2月1日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のダイヤモンドダスト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（8戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、タカオライアンに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月22日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のアメジスト特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で的場文男騎手（9戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた24戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’05スプリングカップ（大井ダート2000m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったティーケーツヨシにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月8日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の一般A2以下（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のサンキョウチャイナに1馬身の差をつけて9勝目を手に入れた。

5月13日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（10戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた27戦目は、地方重賞の大井記念（大井ダート2600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（11戦6勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のウエノマルクンに1馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

6月29日、中2週で迎えた28戦目は、G1の帝王賞GI（大井ダート2000m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は鈴木啓之騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

10月6日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東京記念（大井ダート2400m 曇/不良）に出走。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

11月2日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンのおおとりオープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

6歳（2006年）

4月12日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた31戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（4戦1勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

6月6日、中7週で迎えた32戦目は、地方重賞の大井記念（大井ダート2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた33戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、G1の帝王賞GI（大井ダート2000m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

7月30日、中4週で迎えた34戦目は、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（6戦1勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

7歳（2007年）

11月21日、約16か月の休み明けで迎えた35戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、有明新報カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた36戦目は、RKK特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた37戦目は、阿蘇根子岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月31日、連闘で迎えた38戦目は、地方重賞の肥後の国グランプリ（荒尾ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8歳（2008年）

1月16日、中1週で迎えた39戦目は、荒尾金盃（荒尾ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隆二騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた40戦目は、とびうめ特別（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田隆二騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた41戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田隆二騎手（6戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた42戦目は、地方重賞の大阿蘇大賞典（荒尾ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で吉田隆二騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた43戦目は、河野直人騎手を鞍上に迎えて、阿蘇烏帽子岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/重）に出走。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた44戦目は、阿蘇高岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。