シルクハイブリッド（1998年生、母ニューラブ）

シルクハイブリッド（1998年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のナリタブライアン（当時7歳）と交配したニューラブが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地31戦2勝2着2回、中央障害6戦0勝2着1回、地方6戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額3,200万円（6.4万×500口）で一口馬主が募集された。

奥平真治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

7月23日、デビュー戦は鈴来直人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は434kg。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた2戦目は、佐藤年毅騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（福島ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤年毅騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

9月9日、連闘で迎えた4戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた5戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

3歳（2001年）

3月17日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高橋智大騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた8戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエイプリルフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロイヤルサンデーを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

5月4日、中0週で迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったコガネウキョウに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のメイフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルグリームに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月27日、中0週で迎えた11戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 小雨/重）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

9月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の葛飾特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

9月24日、連闘で迎えた13戦目は、苗場特別（新潟(地)ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた14戦目は、’01フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた15戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月10日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月1日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋智大騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

12月18日、中1週で迎えた18戦目は、’01フェイスフルビット特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2002年）

1月12日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋智大騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた20戦目は、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラーボウッズから3馬身差の2着に敗北した。

2月16日、中1週で迎えた21戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のカリスマシチーをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

3月16日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高橋智大騎手（5戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月21日、中1週で迎えた25戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石崎隆之騎手（6戦1勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

8月10日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったキタサンエージャンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

8月25日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不撓の闘魂で渋太く粘り続けて、最後は2着のレディスマイルに1馬身の差をつけて3勝目を収める

9月28日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の月山特別（新潟芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた31戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の晩秋特別（中山芝2200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石崎隆之騎手（7戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下のオリエンタル賞（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（8戦1勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた34戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天竜川特別（中京芝2500m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

5歳（2003年）

4月27日、約4か月半の休み明けで迎えた35戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は石崎隆之騎手（9戦1勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた38戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた39戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた40戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。3着に入った。

9月7日、中3週で迎えた41戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた42戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 雨）に出走。鞍上は田中剛騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったオニタイジから9馬身差の2着となった。

10月11日、中2週で迎えた43戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に終わった。