ロッキーワンダー（1999年生、母ワッスルレディー）

ロッキーワンダー（1999年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時13歳）と交配したワッスルレディーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は山本通則。戦績は、中央平地2戦0勝、中央障害3戦0勝、地方34戦12勝2着7回。主な勝ち鞍は2003年のパール賞(一般B3二)。

経歴

デビュー前

日野啓二厩舎（足利）へ入厩。

3歳（2002年）

1月16日、デビュー戦は加藤和博騎手を鞍上に据えて、3歳（足利ダート1400m 雨/良）に出走。馬体重は528kg。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のキクハタに約14馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

2月2日、中1週で迎えた2戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、3歳（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のカントウギャングに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月2日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（足利ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で早川順一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマウントコンコルドに6馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

4月8日、中4週で迎えた4戦目は、3歳（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で早川順一騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のフロイラインに5馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

5月4日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で早川順一騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のフジエスアイハーブに3馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

5月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の太平記特別（足利ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で早川順一騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の北関東ダービー（宇都宮ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で早川順一騎手（5戦4勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月21日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた8戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1490m 内回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のスギノビューティーをハナ差振り切って久しぶりの実戦を制した。

12月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

12月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

4歳（2003年）

1月16日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2七八九（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るユキノフジエを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

2月2日、中1週で迎えた12戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のラヴァリーラスターをハナ差振り切って制した。

3月4日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1六七（大井ダート1390m 晴/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったユキノフジエに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1五六（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた15戦目は、一般C1四五（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ウイニングハットに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月16日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1五（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（7戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヘイセイゴメスに5馬身の差をつけて9勝目を手にした。

5月30日、中1週で迎えた17戦目は、一般B3四（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（8戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴッドブレスに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月7日、連闘で迎えた18戦目は、パール賞（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（9戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトライアスロンに3馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

7月4日、中3週で迎えた19戦目は、一般B2四（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（10戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

11月25日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

12月28日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、ハンデ戦のL-WING賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

5歳（2004年）

1月6日、連闘で迎えた22戦目は、ファーストドリーム賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったシュリジョウに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

1月20日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、アヅマディフィートに交わされて1馬身差の2着となった。

2月18日、中3週で迎えた24戦目は、望春賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ショウワシングンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4月5日、中6週で迎えた25戦目は、マルチスピリット特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は加藤和博騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、ラブリータキオンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月26日、中2週で迎えた26戦目は、エイプリルスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月15日、約5か月半の休養明けで迎えた27戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のマゼラン星雲賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって14着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた28戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

6歳（2005年）

1月6日、中7週で迎えた29戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ブルージルコン賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したスーパーマサトップにアタマ差届かず2着に甘んじた。

1月21日、中1週で迎えた30戦目は、白富士賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

2月16日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の早春特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビッグビクトリーに1馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

3月8日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の春麗賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた33戦目は、プレアデス賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は加藤和博騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた34戦目は、エメラルド特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

11月27日、約7か月の休み明けで迎えた35戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた36戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

7歳（2006年）

1月23日、中5週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月28日、約4か月の休養明けで迎えた38戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月24日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた39戦目は、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。