カガミアスカ（1990年生、母クリスタルレイル）

カガミアスカ（1990年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のGeneral Assembly（当時14歳）と交配したクリスタルレイルが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）鮫川牧場。戦績は、中央平地17戦4勝2着4回。1994年のUHB杯(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

荻野光男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

11月15日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヤマヒサローレルに交わされて3馬身差の2着となった。

12月27日、中3週で迎えた3戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったニホンピロローランを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

3歳（1993年）

1月17日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のエビスマイに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月21日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、伸びてきたビッグガビー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月6日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

5月9日、中8週で迎えた7戦目は、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

10月24日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で北沢伸也騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスパインに1馬身3/4の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

11月7日、中1週で迎えた9戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウセントロを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

12月4日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、B.マーカス騎手を鞍上に迎えて、’93ゴールデンスパートロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（6戦2勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

4歳（1994年）

1月8日、中2週で迎えた12戦目は、雅ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（7戦2勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた13戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の暁晴山ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

5月22日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、ストークステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた15戦目は、安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るエヌティウイナーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

7月3日、中3週で迎えた16戦目は、東海ステークス（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

9月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（8戦2勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったマルタカトウコウに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。