ケイアイダイオウ（2006年生、母シャイアーズエンデ）

ケイアイダイオウ（2006年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大王」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時12歳）と交配したシャイアーズエンデが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地32戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の春風ステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ホースバンクから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

10月26日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のブレーヴゴールドを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月15日、連闘で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

3歳（2009年）

4月12日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたサルバドールアスカ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月3日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のグリフィンゲートをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

6月7日、中4週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳1000万下のあじさいステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

11月28日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2010年）

1月11日、中5週で馬体重を前走からさらに24kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の初春賞（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月7日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた10戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したエーブダッチマンにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月20日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーシンリードオーを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月4日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の春風ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のデイトユアドリームに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月15日、中5週で迎えた13戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤工真騎手（3戦2勝）。17頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

10月31日、約5か月半の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上1600万下の東京ゴールデンプレミアム（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤工真騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

11月7日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の錦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で伊藤工真騎手（5戦2勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で伊藤工真騎手（6戦2勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の仲冬ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で伊藤工真騎手（7戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2011年）

1月5日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の初日の出ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で伊藤工真騎手（8戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したカホマックスにクビ差届かず2着となった。

3月6日、中8週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（6戦2勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4月30日、中7週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（7戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

7月31日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は伊藤工真騎手（9戦2勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（10戦2勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた23戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、BSN賞（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

9月18日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の内房ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

6歳（2012年）

9月1日、約11か月半の休み明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

9月30日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の内房ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月14日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた27戦目は、3歳以上1600万下の藤森ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

10月27日、中1週で迎えた28戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の西陣ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

12月1日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上1600万下の仲冬ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

7歳（2013年）

3月16日、約3か月の休養明けで迎えた31戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したダッシャーワンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

4月14日、中3週で迎えた32戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。