キクノエンブレム（2001年生、母グリーンアマラード）

キクノエンブレム（2001年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋紋章」。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時14歳）と交配したグリーンアマラードが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川啓一。戦績は、中央平地23戦1勝2着1回、地方8戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

6月6日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月24日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したテイエムキャットを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

9月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

4歳（2005年）

4月20日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-3（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のソウルフルガールに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月3日、中1週で迎えた7戦目は、米田幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイユーエクセルに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月18日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C8-1（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で米田幸治騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のレインボーチョコを3/4馬身振り切って3勝目を奪取した。

6月26日、中5週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

8月3日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた10戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、由良川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月1日、中3週で迎えた11戦目は、夢前川特別（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエーケーロイヤルを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

9月19日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

10月26日、中4週で迎えた13戦目は、白菊特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キクノハヤテに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月22日、中3週で迎えた14戦目は、古太尽特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るコールアウトを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って優勝

5歳（2006年）

1月31日、中9週で迎えた15戦目は、名古屋チャレンジカップガイア賞（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクリノシシマルに2馬身の差をつけて5勝目をマークした。

3月5日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦2勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

5月20日、中4週で迎えた19戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエランセをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

6月11日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

11月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

12月16日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（7戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

6歳（2007年）

1月14日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（8戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた24戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（7戦2勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた26戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（8戦2勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

7歳（2008年）

1月27日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた28戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた29戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の立春賞（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた31戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。